「…洸、昨日はごめんね。
お母さんから急に呼び出しあって…
忙しくて連絡も出来なかったの。
本当ごめん!」



「…いや、それならしょうがないけど。
けど、このアザ何?」


そう言って私の腕をとる。
見るとそこには昨日
押されてぶつかった時にできたアザが
痛々しく残っていた。



「あ…これは…」



「…陽菜、何か俺に隠してない?」



「な、ち、違うよ!
これは昨日家で荷物落としてぶつけちゃったの!
私ドジだからなぁ!」



「…陽菜が言いたくねぇなら俺は聞かねぇけど
何かあったらいつでも言えよ。
俺はお前の味方だし。」





……ごめんね、洸。
でも洸に心配かけたくないの…。

私が解決するから……。


もやもやした気持ちが胸の中をぐるぐるする。