…このくらぃでぃぃかな…?



チラッと舞台の奥を見る。



稚早ゃ、他の小道具担当が「もっと近く!!」と手をバタバタさせてぃた。





もっと…?!






…これでどうだっ!!




私は思い切って、数センチ距離がぁるかないかのところまで顔を近づけた。




そして、キスをする振りをする。




目を閉じて数秒間━━━━━






これだけでも、かなり耐えがたい感じだ。






そのとき、すぐ下から小声で和輝が囁いた。



「もっと近くだろ。」




は?!





これ以上無理っ!!