「昨日は…その、…すみませんでした…。」





…は?






「…謝っ…?」



「はぃ…昨日色々言われて考えたんです…━━━で、私ゆり先輩に言われた通り、自分から進むことにしました!回り道せず!!」






…ななちゃん…?





「だから、これからも和輝先輩を追いかけます。━━━…でも、ゆり先輩も応援します。」



「…ぇ…っ?!」



「私、あんなに人に言われたの初めてなんです…親の前でも大人しい振りしてたし…。だから、何だか吹っ切れた感じがするんです。それに、ここまで和輝先輩を想ってぃる人初めてで…、今までの人たちは、ちょっとイジメたらすぐ諦めて━━━…」



いつからイジメ始めてたんだょ…;;;




「だからっ…先輩は大丈夫!!これからも、絶対和輝先輩を好きでいられる唯一の人だって分かったから…。私もまだ往生際悪いですけどねっ、精々、私ゃ他の子に取られる前にゲットしてくださぃね♪」



そぅ言うと、ななちゃんは満足げに教室に戻っていった。




まぁ、とにかく…まだななちゃんはライバルって訳だ。