「ぁ━━━━━あ。見られちゃったかぁ…。」



「…っ?!」



振り返ると、相変わらず笑顔のななちゃんがドアを開けていた。



「先輩だし、あまり言いたくなかったけど━━━…あんた、本気でウザぃ。」





ななちゃん━━━━━…





「私は、あんたょりずっと前から和輝先輩のこと見てきたの!!あんたの知らない色々を私は知ってんのっ!!それを…っ、それを急に出てきたぁんたが…っ!!いつも先輩と一緒にいて…何なの?!“あそこ”は私の居場所なのに…盗らないでよ…っ!!」




ななちゃんは、今までとはまるで別人かのょぅに思いの内を一気に言った。



「ななちゃん…、ごめんね…?でも、私も和輝が好き━━━━…」



「だから何?!1年とちょっとで、先輩の何を知ったって言うの!!私は中学のときから━━━━…」









プチッ









私の中で、何かが切れた。