そして部活が終わり━━━



私はすぐななちゃんの家に訪れた。



「…地図なくても分かる近さだなぁ…羨ましい…。」






そして、少し深呼吸してからチャイムを押した。






ピンポ━━━ン…




ガチャ



「あっ、ゆり先輩。いらっしゃい♪」



笑顔で出迎えてくれたななちゃん。



でも私は、笑顔を返すことができなかった。



「…どうぞ、上がってください。」



「…うん、ぉ邪魔します…。」






「ここ私の部屋です。今何か持ってきますね?」



「うん…。」