いつの間にか食べ終えた和輝が、ドアのところに立っているななちゃんに気付いた。



「あっ本当だ」



和輝は、ななちゃんと話しに行った。







━━━楽しそうだなぁ…






━━━━と、ずっと和輝を見ていたはずの大きな目が、急に視線を外し━━━━━





私の目と合った。






私は、何気なく手を振る。





でも“返事”がこない。




━━━それからしばらくしてから、返ってきた。






数秒の間だった。







間違いなく、






私は、睨まれたんだ━━━…