「可愛い子ぃないかな━━━」



前の席でキョロキョロする和輝。



「クソ和輝!!大人しくしろッ」



私は人差し指と中指を立てて、後ろから和輝の背中を指した。



「…ぁれ?グーは卒業したのぉ?」



肩をすくめて待機してぃた和輝が後ろを振り替えるのと同時に、今度は瞼を軽く指した。



「今年は目潰し(チョキ)でぃきますょ?」



「…グーでぃぃです。」





それから入学式が終わり、帰りのホームルームが始まった。



「今日は部活なぃんだぁっ、卒業式にはあったのにぃ…」



「まぢ?じゃあウチで遊ぼうょっ」



とぃぅことで、学校が終わってから稚早家で遊ぶことになった。