廊下側から数えて2列目の、後ろから2番目の席。




座っているはずの生徒がぃない。



辺りを見渡しても立ち歩くのは先生だけだし、



トイレとかで席を立った生徒もいなかった。




━…遅刻…?




「次━…11番っ!」



急に先生が大声を出したので、少し肩が上がってしまった。



…あ。11番とぃぇばあの席だ…。




再び、空ぃている席を見た。



「━━…朝からぃないみたいだなぁ…何の連絡も来てないし、無断欠席なんてぃぃ度胸だなぁ━」



と、先生が笑いながら言った。