もしあの時、必死に止めてくれる秋の話に少しでも耳を傾けていたら。 もしあの時、少しでも『お兄ちゃん』のことを疑っていたら。 もしあの時、『お兄ちゃん』の異変に気付けていたら……… そうしたら、こんなことにはならなかったのかな? ねぇ、秋。 私自身を壊してしまったのも、 やっぱり私だったのかな?