そんな私を、秋は快く思わなかったらしい。




だけど強く非難することもできない。




だって、相手は“大切な妹の大切な人”だから。







『ハル』





『どうしたの?アキ』





『もうあのひととあそぶのはやめたら?』





『えー、なんでー?』





『あのひとは、アイツとおなじかんじがするから』





『やめて!おにいちゃんをパパといっしょにしないで!』





『でもっ、やっぱり……!』





『アキなんかだいっきらい!!』





そうして私は自ら、悪夢へと足を踏み入れた。