「今のって渡辺哉多くん！？」



「え？・・・名前はわかんないけど苗字は渡辺だって言ってた。亜紀、知ってるの？」



渡辺哉多。



聞いたことがあるような、ないような・・？



「渡辺哉多っていったら、学園・・・いや、この町の王子とも言われるの超イケメン爽やか少年じゃん！！」



亜紀、恐ろしい子！



「なんでって、ふつうに噂あったじゃん。知らないの？」



全然しらない・・・



「そんな人と席隣で私、ラッキーだね」



「そーだよ！これを期に恋しちゃえば？笑」