千秋はあたしに全部話してくれた







今日ここにるうちゃんが来たこと



るうちゃんはやっぱりあたしを避けていたこと


そして




千秋がるうちゃんを抱きしめたこと・・・







「・・・るうを抱きしめたんだ。でも・・・・・・・・違った」


「違った?」


「玲と違うんだ」


「何言って・・・・・」






ぎゅっ







「ほら、玲はこんなにあったかい」


「・・・・」


「玲だけの温かさがあるんだよ?」


「そ・・うなのか・・・・・・な?」


「もう俺から離れないでね」


「千秋こそっ・・・・・」







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