ガラッ



「あ・・のっ!千秋に急用が・・・・・」



あたしが言い終わる前に千秋が立ち上がった



「先生行ってきますっ!!!!」


「お?あ・・・あぁ」




なんだか頼りない先生だった




千秋はあたしに申し訳なさそうな表情を一瞬だけ見せた




でもあたしは見なかったふりをする




賢斗はどこかへ向かって歩き出す





あたしは千秋から離れて歩いた






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