震えはなかなか止まらない
目の前にいる賢斗の瞳は
あたしの全てを分かっているようだった
「・・なんで我慢するかな」
そう言って賢斗はあたしの手から飴を取る
そして飴と取り出す
「泣きたい時は泣く。我慢してる顔は可愛くねぇよ」
飴をあたしの口まで運んだ
あたしは口を開いてそれを受け取る
いちごみるく独特の甘さに
賢斗の笑顔が溶け込む
「甘い・・・・・・っ・・」
あたしはどれだけ泣けば気が済むんだろう
*
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