「あれ、弁当・・・・」


「あたし作ったの!・・食べてくれる?」




賢斗はふっと笑った




「さんきゅ」





なんだかその笑顔に




救われた気がした







心が軽くなる





「おはよ~~~」




目をこすりながら起きてきたのは千秋




「もうっ遅いよ?」


「眠い・・・・。てゆうかるうは?」


「まだ起きてこないんだけど・・」





るうちゃんだけが起きていない





「おかしいな。るうはいつも俺より早く起きてんだけど」





賢斗も首をかしげている




「あたし起こしてくる!」





*