学校中は大騒ぎになっていた。



高田が俺に冷やかしてきた。




「おいおい!もう、めっちゃ噂になってるぜ?つか、隆也!お前俺が、春香ちゃんタイプなの知ってるだろ?」




「でも、好きじゃねぇんだろ?」



そう、タイプでも好きじゃないんだ。



高田は。



「そ、そりゃあ…もう、いいわ。ま、幸せになれよ!」



ごめんな、高田。



でも、俺は本当に春香が好きなんだ。


俺の一目惚れかも知れない。



でも、好きなんだ。