ー前から約束してた日が来たー



翔とはこれで2回目のデート。



やっぱり気合いが入る。



メイクも服にも髪型にも。



だって可愛いく見られたいもん。



もっと好きになって欲しいから…。



ってヤバいな。



めちゃくちゃ好きになってるし。



メイク完成。



だけど服に困る。



この前はお姉系だったけど…。



私の服、姫系しかないんだよね…。



ワンピとか、アウターも…。



これからは翔好みのお姉系買おうと思った。


とりあえず今日は姫系だな。



ワンピを着て、髪も巻く。



ー時計を確認ー



《ヤバいっ!間に合わない!》



時計はもう12時過ぎ…。



急いで支度を済ませて自転車まで駅へ向かった。



《ハァ、ハァ、》



ーと、ある事に気付いたー



《私、お金持ってないぢゃん!》



最悪…。



また引き返して近くのコンビニでお金を引き出した。



《うっ…。耳は寒さでキンキン。寒いし。》



やっと電車に乗る事ができた。



翔からメールがきてた。



【もう着くよ!今どの辺?】



《嘘~(泣)》



【今電車に乗ったよ(>д<)1時過ぎちゃう~】



【余裕でな(^0^)】



《ごめんね~(泣)》



なんでいつも支度遅いんだよ!



と自分を攻めた。



《電車早く~(>д<)》


って無理な話。