付き合って2カ月。


まだ素の自分が出せないままでいた。



沢山話したい事はあるのに。



いつも心の中で思うだけで、言葉にできないでいた。



隼人も口数が少なかったし、いつも個人プレー。



デートはいつも隼人の家。



家にいても私はテレビに集中。



隼人はケータイゲームに夢中だった。



だけどそれは、別にテレビやゲームが好きで夢中になってるんぢゃない。



きっと、二人はカタチだけで付き合ってるんだと、



今の私はそう思った。


付き合ってても身体だけ求められてた…。



そんなのが私達には当たり前のようだった。