「二人に可愛い子見つけてもらうとか?」
「いいんじゃない?明るくした方がいいし、今三年抜けてこの部危機的状況だし」
……ついていけない会話タチ……。
ガラッ
扉が開いて、入ってきた二人。
「あ、なんかいる」
「昨日の子じゃない?」
……確かに、無愛想だと思った。
絶対に、この人たちのことをさっき言ってたんだって、思った。
「なんかいるって、失礼でしょ?」
「……なんか増えてる」
「『なんか』って言葉をやめなさい」
注意する夏穂。
どうやら、あずさの世話だけじゃないらしい。
「るみちゃんだっけ?」
「胡桃です」
名前間違えられた……。