「はじめまして」
あの日君は

私に話しかけてきた。
「はじめまして。君誰?」

「僕、圭太だよ。よろしくね桜夜ちゃん」
(木下圭太けいた)
(山田桜夜さよ)
「なんで名前知ってるの?」

「だって、名札」
圭太は、私の名札を指差した。
私は、いきなり恥ずかしくなった事を今でも覚えてる。

そして私は、圭太に
恋をした。