庭師はたった一度、深呼吸をして、王女の石像を示し、


「自分が愛したのは彼女である」


 と告げました。
 

 真っ青になったのは小悪魔です。


 どうやって彼女を見いだしたのか、知りたがりました。
 

 庭師はなんでもないというように、王女の足を見て、こう言いました。