私がパーシーの頭を撫でると、「ミー」と鳴きながら私を見つめてきた。

その目は、片方が黄色で片方が薄いブルー。まるで宝石のようだ。

「綺麗な目…。左右で色が違う事をオ…何とかって言うの?」

「オッドアイ」

「ああ、それそれ。珍しいよね?」

「そうでもないよ。特に白い猫では」

「そうなんだ…。でも私は初めて見たな…」

「猫にとってはあまり良くないんだよなあ」

「どういう事?」

「目が青い方の耳は、聞こえないかもしれないんだ」

「そうなの!?」

「絶対じゃないけどね」

「可哀相…」

「まあ、片方だけでも生きて行くには大丈夫と思うけどな」