「桂木君は、和風が好きなの? ウフッ」

「やっぱり笑ってんじゃん!」

「ご、ごめんなさい。桂木君の”洋風”がツボにはまっちゃって…。和風が好きなのかなと思ったら、何だか可笑しくて…」

私は笑うのを我慢したんだけど、どうしても堪え切れずにクックックと笑ってしまった。

「おまえ、笑い過ぎ。由来は?」

「へ?」

「”パーシー”の由来!」

「怒らないでよ…」

「怒ってねえし」

「あのね、確かイギリスので、主人公達が機関車のアニメがあるんだけど、知ってる?」

「知ってるかも」

「そう? それに出て来る緑色の元気な男の機関車が、パーシーなの」