「いつからだ?」
「昨日の夜」
「なるほど。昨日、何かしただろ?」
「いや、別に…」
紬との事は言いたくないから、俺は惚ける事にした。
「その言い方は怪しいな。白状しろよ。何をした?」
「だから何も…あ、そうか!」
「どうした?」
「自転車だ。昨日、久々に自転車を漕いだんだよ。それもかなり長い距離。そうか、それでか…」
「おまえ、何納得してんの? 自転車漕いでなるのは筋肉痛ぐらいだろ? 心臓が悪いなら別だが」
「だから、俺は心臓が悪いんだよ、きっと」
「おまえはどう見たって、心臓が悪い人ではないぞ」
「人を見かけで判断するな!」
「すまん、すまん。しかし俺には、自転車でどこに行ったかが問題な気がするな」
ドキッ
「昨日の夜」
「なるほど。昨日、何かしただろ?」
「いや、別に…」
紬との事は言いたくないから、俺は惚ける事にした。
「その言い方は怪しいな。白状しろよ。何をした?」
「だから何も…あ、そうか!」
「どうした?」
「自転車だ。昨日、久々に自転車を漕いだんだよ。それもかなり長い距離。そうか、それでか…」
「おまえ、何納得してんの? 自転車漕いでなるのは筋肉痛ぐらいだろ? 心臓が悪いなら別だが」
「だから、俺は心臓が悪いんだよ、きっと」
「おまえはどう見たって、心臓が悪い人ではないぞ」
「人を見かけで判断するな!」
「すまん、すまん。しかし俺には、自転車でどこに行ったかが問題な気がするな」
ドキッ