ウチが小学校からの
帰り道、

ばぁチャンと、
のんチャンが
走ってウチを迎えに
来た。


息を切らせながら
言われた言葉は、

「チョンが…
死んだよ」

ウチは一目散に
家へ走って帰った。

ばぁチャンも、のんチャンも
おいてって一番に家に
帰った。


家に着くと、
仏壇の前に
ダンボールがあって、

その中にチョンが
いた。

タオルをかけられて
チョンは眠ってた。

ただ…
生きてなかった。


ランドセルを
背負ったまま
しばらく呆然と
ダンボールの前に
座ってた。

ばぁチャンが
経過を説明して
くれてたけど、
何にも記憶に残ってない。