『ルイはアフター以外でも一人で来てたんでしょう?』




光輝は、黙ったままゆっくりと頷く。



そしてしばらく黙った後、あたしに話し始めた。




『正直に言うよ。あれからもずっと…ほぼ毎日のようにルイちゃんは来てる。友達を連れて来たこともあった。でもさ、客じゃん所詮。それ以上でも以下でもない。ナンバー争いでヤバかったけどルイちゃんがかなり金使ってくれるから俺の売上も上がったしさ』


『何?売上って……そのためなら…何をしてもいいと思ってるの?ルイは光輝のことが好きなんだよ?』


『分かってるって。でも俺はホストなんだ。それに、咲夜に負けるわけにはいかない。ルイちゃんが来るようになったおかげで、売上は咲夜にかなり差がつくようになったし』




言葉が…でなかった。


情けない。



光輝って…


こんな人だった?