『分かったよ。言うから…言えばいいんだろ?お前が勇二と二人でどこかに行ったって俺に言ってきたのは…ルイちゃん』


『ルイ…?』


『うん。ルイちゃん。っつーかあの子、今日店に飲みに来てくれたんだ』





ルイが…

光輝のお店に?





『ウソでしょ?ルイが?』


『うん。なんかいきなり一人で来てくれたんだ』




状況を飲み込むのには、かなり時間が必要だった。



だってルイは…

お店の前で…


今日は疲れたからって…

勇二くんの誘いにも乗らずに…帰ったんだよ?




それなのに…

何でルイが光輝のお店に一人で飲みに行ってるの?


しかも…

勇二君とあたしがご飯に行ったことも光輝に話すなんて…。