ビクゥッ!!

『どうしたの、智ちゃん;』

そこには先ほどの俺様・・・がいた。

「どどどどうして、あんたが・・・

え、てかさっきまであんなに俺さ「ちょっとおいで?簑内さん」

「え、ちょっ・・・」

私は“葵くん”に強引に引っ張られ、

誰もいない廊下に連れてこられた。

ドンッ

無理矢理壁に押し付けられる。

「・・・ったく。めんどくせぇ」

「あ。俺様バージョンだ。」

「あ?」

やばっ・・・

私は思った事をすぐ口に出してしまう。

「まぁいい。俺は学級委員の樋室 葵。

御覧の通り、二重人格だ。」

「・・・自分で言うんだ。」

「あぁ?」

「・・・ナンデモゴザイマセン。」

「この学園の一部を抜いては皆知らない。

だから、黙ってってやがれ。」

それが人に頼む態度・・・

でも二重人格っていいかも。

「ねぇ、じゃあさっ契約しない??」

「は?」