『・・・・・・・・・。』

30人近くいる男子達が一気に固まる

ほら、期待持たせるからだよ

「簑内 智です。

(臭そうだから)出来れば寄らないでください。」

『『・・・・・・う、うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

超可愛い!食べたい!!ちっちゃい!』』

「・・・ちっちゃ・・・」

『最高だよ、たっちゃん!』

一人の生徒が私に抱きつく。

「・・・くさっ」

なんの香水だろうか。鼻が曲がりそう。

「こら、山下君。簑内さんが困ってるよ?」

突然、どこかで聞いた声が聞こえてきた。

「葵。だって、こんなに可愛いんだぜー?」

葵?

声がした方を見ると

「はぁっ?!」