少し雑な説明だったけど

言うとおりに歩いたら学校についた。

私が歩きだしたら後ろから悲鳴が聞こえた

ケンカを再開したのだろう。


―――・・・職員室はここか。

コンコン・・・

「入って~・・・」

「!!」

なんだなんだ今の声は!!

色っぽかったぞ!!

「失礼します・・・」

声にドキドキしつつ、職員室に入る。

「君が転入生ね?」

わぉ。

私の前に現れた先生は185㎝はあるだろう、

と思えるメガネのイケメン先生だった。

・・・148㎝しかない私は見上げるのが大変だった。

「あ、僕は理科担当兼、君が入るB組の担任の西尾 竜だよ。」

「はぁ・・・」

「いや~、にしても

小さいうえに黒髪ツインテールなんて

・・・襲われちゃうよ?」

「大丈夫です。何かあれば教育委員会に訴えるし」

「・・・そう。じゃあ・・・」

そのあと、学校の事など少し説明されて

B組まで案内された。