家族はあたしを含めて5人

あたしよりも5歳上の兄と

4歳上の兄がいた

始めは可愛がってくれるから

嬉しくて仕方なかった

初めて家族って良いものだと

知ったように思えた

しかしそう世の中

うまくはいかない

最初は些細なイタズラだった

スカートをめくられる

コチョコチョされる

それがだんだんエスカレートし

お風呂を覗く

トイレを覗く

そしてとうとう悪夢はおきた

お風呂に入りパジャマを着て

部屋に戻るとあたしの部屋に

2人の兄が待っていた

1人はあたしの手足を縛り

1人はあたしの口を塞いだ

服は破り捨てられ

いやらしく体中を触る

その時の兄たちの目は

欲望を満たすために

動く獣だった

その後何度も性的虐待を受けた

1度そのようなことをすると

感覚が可笑しくなり

あたしは夜に街中を

さまようようになった

その頃には兄たちは家を出て

親たちが喧嘩をするように

なっていった