「……大丈夫?」




誰かが私の肩を叩いてる。




「大丈夫じゃないわよ…。滝下が……。」




涙が出てきた。




人生初の告白をした相手が……飛び降りちゃったなんて…。






「えっ!ちょっ泣かないで……!」




誰かわかんないけどハンカチを渡してくれた。



有り難く私は受け取った。




「な…なんで泣き出したの?」



なんでって…だって滝下が…。


「滝下が落ち…!!!」


私は相手の顔を見て言ってやろうと思って顔を上げた。




「滝下!?」



私にハンカチを渡してくれたのは、落ちちゃったはずの滝下だった。