~舞side~

弓道部に入部した私は毎日一生懸命練習をしていた。

今日は珍しく部活がお休み。

そういえば…

大輝先輩のサッカーやってる姿見たことない。

今日は休みだし見てみよう。

そう思いグランドに行く。

「ぁ…いた…」

「っ…!」

私が見た大輝先輩の姿はシュートの姿。

かっこよかった。

いつもの明るい顔がすごく真剣な顔になっていた。

そのギャップにトキメイてしまったのかもしれない。

しばらく、大輝先輩に見とれていた。

「舞!見に来てたのか。」

グランドから大きな声を出しながら私の方に向かってくる。

「はい。先輩のサッカー姿みたことないなぁ…って思って。」

「嬉しいぜ!どうだ?俺のサッカー姿は。かっこいいだろ?」

その自信はどこから…

でも、確かにカッコよかった。

「舞?」

「え…あ…かっこよかったです…」

「え…?」

沈黙になる。

変な事言ったのかな?

「ばーか…」

えっ!?

あれ…大輝先輩顔が赤い…

もしかして照れてるのかな?