~舞side~

♪~

私は朝からいつものようにお気に入りの学校の屋上にいる。

そしてお気に入りの曲を聞くのがいつもの日課。

私の朝はここから始まる。

中学に入ったのは昨日。

今までは小学校の屋上で日課を過ごしていた。

何も聞こえない…

静かな朝…

…なはずなのに。

ドサッ!

「!?」

振り向くとそこには男の人がいた。

この学校の先輩らしき人。

急に空から舞い降りてきたかのように落ちてきた。

「いってぇー…」

そう言いながら立ち上がる。

「あの…大丈夫ですか…?」

「ん…?大丈夫!いつもの事だしっ!」

いつもの事って…

怪我はないみたいだった。