「そうだよ。だから、忘れてていいんだよ」


そういうと春樹は、私の耳元に唇を寄せる。


「・・・嫌」


身の危険を感じて離れようとすれば、彼の腕に抱き締められ、それはかなわなかった。


「$£%∞」


日本語でも、英語でもない聴いたこともない言語を私の耳元で唱える。