「それじゃあ今度は葵ちゃんの話を聞くわ。」

ミキは先程とは変わり晴れた表情を浮かべた。


「あの、私三月いっぱいでこのお店を辞めようと思ってます。
四月から社会人になるので昼間も夜も働くのはどうしても難しいと思うんです…。」


「そう…、でもそれなら仕方ないわね。
だけどもし週末だけでも手伝える時があったら連絡ちょうだいね。」


「はい。分かりました。ご迷惑掛けて申し訳ありません…。」