文之は葵を抱き抱えるとソファへと座らせた。

「何か飲む?」

文之が優しく葵に尋ねる。

「何も要らない。」

葵は恥ずかしそうに答えた。


「可愛いよ、葵ちゃん・・。」


文之はそう呟くと何度も何度も葵にキスをした。


ついこないだまでおどけていた文之とはまるで別人だ。


「一緒にお風呂入ろっか?」


「いいけど・・。」

葵は文之に言われるままにバスルームへと向かった。