強い光が葵に突き刺さる。
朝が嫌いだ。

本気で死にたくなる。

泣いていたのだろうか。頬に乾いた涙の跡がある。

枕元の小さな時計に目をやると既に7時を回っていた。

葵は瞬時に現実に呼び戻された。

夢は何かのお告げや気持ちの現れだと言う。
しかしこの夢に果たしてどんな意味あるというのだろう。