「昨日初めて葵ちゃんに会って良い子が私の元に来てくれてすごく嬉しかったのよ。」

ミキは熱く葵に伝えた。

葵はママから期待される自分を想像しながら静かに聞き入っていた。

ミキは葵に話す隙を与えることなく電話を切った。

最後は「明後日待ってるからね」だった。

葵はまた静かに目を閉じた。