とにかく、
あの人にばれる前に











帰ろう!!!

愛冠ちゃんも、
私がお兄ちゃんのこと好きって知ったら
きっと。
嫌だよね…




「愛冠ちゃん!ごめん私。帰るね。」




「えっ?どしたの?」





「ちょっと…用事が出来ちゃって。ごめんね。お母さんもありがとうございました。じゃぁねまた今度!」





ガチャ…


目の前の公園まで走った。

「はぁはぁ…」

最後に玄関近くにいるあの人を見た。



やっぱり。




あの人だった…。