授業が終わり放課後は

部活。いつものように

支度をしてストレッチ

をしていた。



悠真が俺の方に走って

きた。走り幅跳びの砂

をならすトンボをぐい

ぐいと俺のケツを押す。


『瞬さー。』



『んー?』



珍しく悠真が言葉をた

めた。


『今日電車に女子と乗

ってたっしょ?しかも

めっちゃ可愛い子!!!』



俺は見られてたのか!

と驚き、話した。




『へ~、高校の時の子

か。かわいー子だな。

紹介してっっ!』


悠真はモテる割に大学

入ってから彼女ナシ。

高校の時何回か付き合

ったらしいが…



俺は人生で一度も付き

合ったことがない。

好きな子は高校の時い

たが、その子には彼氏

がいてダメだった。



『なー?いいだろ?

それともあんなかわい

ー子だから彼氏いっか

な~?』