天使は私の前には現れない。

いつも現れるのは


哀れに私のことを笑っている



憎い

悪魔。







夏の暑い日。

夏休みなのに

先生は私を雑用にしている。

「小阪ー。これ運んでおいてくれないか?」



「はい・・・・」






なんで私ばっかりなんだ。




また悪魔が笑っている。

『またかよー』

『かわいそー』

『あはははは』



まじめに生きて。

年上の中年男性にこき使われている。



自分で思うのもあれだけど




ホント自分かわいそう。




学校なんてもう飽きた。


2学期なんてなってほしくない

早く卒業したい。




逃げ出したい。