「いやぁぁぁ|||絶対行かないっっ!!!」

「無理。強制だ♪」



ピシャっ


「キャ!」


希の顔に温泉のお湯をかける。




「もう、やめてよ?!」

「あはは」


静まり返った夜の露天風呂に、俺と希の笑い声が響く‥




俺は改めて幸せをかみしめていた。










……………
………




「部屋戻んのか?」


風呂からあがり少しゆっくりしたあと、希を部屋まで送る。






「うん…祐輔の部屋で寝たいとこだけど・・真由が心配だから……」


ちょっとだけ残念そうな顔をする希。

酔っ払っているせいか目がトロンとして、頬が赤い……

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