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真由を部屋に連れてきて、布団に寝かして1時間経った頃。

真由は普通に寝ていて、病院に連れて行かなくても大丈夫な様子・・・

私は真由の隣に寄り添い、真由を見守った………







コンコン


―――!


部屋をノックする音。







「…はぁい」


ドアを開けると‥祐輔が立っていた。

私は物音をたてないようそっとドアを閉める…





「真由ちゃん。大丈夫?」

「うん…寝ちゃってる。病院連れて行かなくても平気だと思う‥そっちは?」

「…修二・・・先帰るってよ」

「え?今から??」



今もう11時だよ?





「どうするつもりか知らねぇけど、とりあえず帰るって。俺も無理に止めなかった。“真由を頼む”って‥そんだけ言ってさっき宿から出てったよ‥」

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