携帯を握りしめ、またキョロキョロと周りを見渡す。



…部屋かな?それともお風呂??





私は部屋や温泉を探した‥だけど、真由の姿はどこにもなかった。








「………―で、祐輔たちがもしかしたら真由がどこ行ったか知ってるかなって思ったんだけど・・」


真由が居なくなった一部始終を祐輔に話した私。




「‥どこ行っちまったんだろうな・・・」

「真由もそうだけど‥新人ホストたちもいないの。だから余計に心配で・・」


私がそう言うと、祐輔は眉をしかめ焦り出す。







「嫌な予感がする。とにかく探そ‥」

「う、うん……」


私は祐輔の手を握り、宴会場から出て真由を探しに出た。

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