「でも…今回の旅行は、修二くんが誘ってくれたんでしょ?」

「うん。だから尚更わかんなくて…今日も正直来るの迷ったんだよね。私‥嫌われちゃったのかな?」



真由は温泉のお湯に口まで浸かり、ブクブクと泡をたてた。


いつもサバサバしてて大人っぽい真由が、なんだかかわいく見えた。








「やめろよ、華ちゃんっ」


――!!?

すると、隣の男風呂から修二くんの声。




「遠慮しないで!アタシが背中流してあげるわよっ♪」

「やめろ〜(泣)」


「「アハハ〜♪」」



どうやら…華ちゃんになにかされてる様子(汗)

いつもなら笑ってるとこだけど……



チラッと真由を見る。


真由は聞こえてくる修二くんの声を、なんだか複雑そうに聞いていた。

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