私がそう言うと、真由は一瞬顔を曇らせ私から目をそむける。





「‥別に……なにもない‥」

「ウソっ!だって今日1日、1回も修二くんと会話してないじゃん!」

「ホントに何もないの!!」


真由が少し声をあげる。




「ご、ごめん……大声出したりして・・だけどね、本当に修二とは何にもないんだ…」

「そお‥なの?」

「うん……ただ・・・」


真由がピタリと止まる。




「‥ただ?」


真由は一瞬こっちを見て戸惑った顔をした。

でもすぐに肩の力を抜きゆっくりと話し始めた。






「ここ一週間くらい‥修二とは話してないんだ・・電話しても出ないし、メールしても返事がないの…」

「えっ!なんで??」

「…わかんない。私なんかしちゃったのかな?とか色々考えたんだけど、全然原因がわかんないんだ・・」



悲しい表情の真由。

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