祐輔はタバコを口にくわえ、写真を受け取った。
写真は2枚…。
超音波の白黒の写真と、4Dの写真。
「おお〜!また大きくなったな♪4Dの写真なんか、もう人間そのものじゃんっ」
「でしょ?4D写真ってスゴイよね!赤ちゃんの顔が、あんなに立体的に見えるなんて…」
「だな★子供が産まれて大きくなったら、この写真見せてやるといいよ。スゲェ感動すると思うぜ…」
祐輔は灰皿でタバコを消した。
「そうだネ…」
私は優しくお腹をさする。
だいぶお腹出てきたなぁ〜
最近は、赤ちゃんがお腹蹴ったりするし…
早く産まれないかなぁ・・
「早く産まれねぇかな〜。つーか、性別はどっちかな〜」
――!
祐輔が超音波写真を見ながら、私が座っているソファーの隣に座った。
「ああ!そういえば…性別わかったよ!」
「えっ!!マジ!!?」
「うんっ♪今日、先生に聞いたも〜ん!」
「どっち!?オス?メス??」
オス?メス??(汗)
.
「さぁ〜どっちでしょ〜??」
ニヤニヤと笑う私。
「オス?」
「・・・・」
「メス?」
「・・・・」
「どっちだよっ!」
「あはは〜♪えっとね〜〜…」
私は「ふぅ〜」と、一息つく。
そして…
「……男の子。」
私がそう言うと、祐輔はまるでスローモーションのように徐々に笑顔になった。
「オスかぁ〜♪」
「あはは〜オスだって♪」
私のお腹をさする祐輔。
その横顔は、本当に嬉しそうで…もうパパのような表情をしていた・・
「オスってことは……将来はホストできるな(笑)」
「えぇ〜!ホストにさせる気っ!?気が早過ぎでしょ…(汗)」
「いや・・将来はぜってーホスト!俺の息子なんだから、きっとNo.1だろうな♪」
.
ワクワクした様子の祐輔。
「…まぁ、ホストでも・・元気だったらなんでもいいよ…」
「…そうだね」
寄り添う私たち。
…私の宝物・・
祐輔からもらった3つの指輪…
おばあちゃんからいただいた、ダイヤのネックレス…
大切な親友‥
愛すべき仕事仲間‥
家族……
そして・・
宝物はお腹にもう一つ増えた…
これからもきっと宝物は増えていく…
隣にいる祐輔…
私の黒いスーツの王子様と・・・
お腹にいる王子様と共に…
†END†
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完結しました!
最後まで読んでくださって、ありがとうございます(;´д⊂)
この作品は、今回続編を書く予定がなかった作品でした。
しかし、『黒いスーツの王子様』の書籍化が決まり…続編のリクエストをもらったりして、すぐに続編を書き始めた感じです。
書籍化という、貴重な体験をさせていただき本当にありがたく思っています。
そして、応援してくれたファンの皆さま、感想をくれた方々、読んでくださった皆さんには…心から感謝を申し上げます。
今のところは、番外編の予定や新作を書く予定はありませんが…また近々作品で皆さんに触れ合えることを楽しみにしていますヽ(≧▽≦)/
本当にありがとうございました!!
感謝と愛を込めて…
2010.11/16
もょ。
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