ホテルの入り口の近くに・・
白いタキシードを着た、祐輔が立っていた……



「ほらっ行ってきなさい!私たちもすぐに行くから♪」


私の背中を、ポンと押す真由。



「え…行くって・・どこに??」

「いいからっ!あ…忘れ物〜はいっ!!」


真由は私にブーケの花を握らせた。





「ノン太郎…」

「―――!」


私の名前を呼ぶ祐輔。

私はブーケを握りしめ、ゆっくりと祐輔に近づいた・・




「・・・・」

「・・・・」


祐輔の目の前に行くと…お互い無言で、何も話さない。

でも、先に沈黙を破ったのは・・・



「…ぷ。」

祐輔だった・・


「な、なに笑ってんの?//」

「いや。犬がウェディングドレス着てるって思って♪」

「なッ・・……///」


ひっど・・///!

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