まだまだ今の状況が理解できない私だったが、なぜか心はドキドキしていた・・・







2時間後…


「希!超キレイっ!!」



真由にメイクと髪をセットしてもらい、ウェディングドレスを着せてもらった私。

鏡にうつる自分は…まるで自分ではないみたいだった。




「じゃあ、行こうか?みんな待ってるよ!」

「え…?待ってるって……??」

「いいからいいから♪」


またもや私を急かす真由。

私は真由に手を引かれ、エレベーターで1階へ向かった。







ウィ――ン…

エレベーターが1階へ着く。すると…


パチパチ…

パチパチ……‥



「――――!」


ホテルのフロントには、顔見知りのホスト達が黒いスーツを着て拍手をしている。

戸惑いながらエレベーターから降りると・・




「あ…」

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